私がコーダーとして初めてWEB制作会社にした時、一からWEBページを作成する案件にアサインされたのは入社して3カ月目のことでした。
その時はまだ不慣れなスクリプトの記述に対して身構えており、まずは「スクリプトの実装が可能かどうか」などの調査に時間を多く使ってしまい、コーディングの時間を減らしてしまった記憶があります。
それから3年ほど経過しましたが、新人コーダーだった当時の自分に教えてあげたいことが多々でてきました。今回はそんな内容の一部をお伝えしたい思います。
まずはできるところから着手する
まずは、コーディングをスタートする前に案件の全体図を確認しましょう。
自分にとって難しいと感じるJavaScriptの実装があれば後回しにしてHTML,CSSのマークアップをガンガンしましょう!
静的な箇所や簡単に作成できそうなところをつぶしていくわけですね。
「難しい箇所は最後に集中して取り組む」私はこのスタンスを現在でも継続しています。
もし、与えられた時間内にコーディングが完了できず、ヘルプを出さざる得ない時は、全体的にやりかけの状態で渡されるよりも「この箇所は完成しているけど、この箇所は未着手」みたいな状態のほうがありがたいです。
コーディングがぐちゃぐちゃの状態で新人君から泣きつかれ、私が一から作成し直すみたいなことが何度もありました・・
コーダー目線とディレクター目線の違い
とある案件でディレクターからコーディングの途中経過を聞かれたと仮定します。
その時に下記の2例がコーディングに同じ時間をかけていたとします。どちらのほうが好印象だと思いますか?
「半分しかコーディングは進んでいないが、一番難しいスクリプトは実装できている」
「全体の8割ほどコーディングは進んでいる。しかし、難易度の高いスクリプトの実装がまだできていない」
この場合、通常なら後者のほうが評価は高いです。
ディレクターやクライアントは技術的な進捗具合より、見た目的な進捗具合を重要視します。
つまり、ページ全体がより早くデザインに近づいている状況のほうが好ましく感じるのです。なので、まずは迅速にページ全体の7割が完成しているような状況を目指しましょう。
それに、自分からすると難解なスクリプトでも、先輩なら数分で実装できるかもしれません。
「実は少しヒントをもらえば数分で実装できたレベル」なんてことが何度もありました。
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