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現役AIエンジニアが2025年にサブスクリプション型サービスを作成して10万円を稼いだ副業の話

ワイは昼は企業でモデルの設計と運用をやっとる30代のAIエンジニアや。

給料は安定しとるが、将来のための貯金や趣味に使う余裕がもっと欲しかった。

副業はやりたいが、対面の仕事や体力を使うバイトは嫌や。

せやから自宅でスキルを活かして継続的に稼げる方法を考え、サブスクリプション型サービスを作る決心をしたんや。

ターゲットは小規模事業者と個人クリエイター。彼らは頻繁に繰り返す作業に悩んどる。

ワイはそこで「毎月届く、手を動かさんでも業務が回る仕組み」を売る着想を得た。

短期でガツンと稼ぐより、少額でも継続して入る収入の方が生活の安定に寄与する。

最初の目標は「まず自宅で10万円を稼ぐ」ことやった。

短期目標と長期の仕組み作りを両方見据えて動き始めたんや。

サービスのコンセプト設計

ワイが作ったのは「月額で提供する業務自動化とコンテンツサポート」のパッケージや。

具体的には三つの柱を用意した。

毎月配信されるプロンプトとテンプレートセット(メール、SNS、FAQ更新用)

月次でカスタムプロンプトのチューニング(顧客データに合わせた微調整)

軽量な監視とサポート(簡単な問い合わせ対応と月1回の改善提案)

価格は分かりやすく三段階にした。

個人向けライトプランは月額1,000円、事業者向けスタンダードは月額5,000円、チーム向けプレミアムは月額20,000円や。

ワイは最初から大量の顧客を狙わんと、まずは10〜20の初期顧客を手堅く獲得してフィードバックを回す戦略を選んだ。

開発とローンチ準備

開発は夜と週末に進めた。コンテンツ配信は自動化して、ユーザーごとの配信管理と課金はStripeで組んだ。

プロンプトセットは汎用と業種別テンプレを混ぜ、説明と使用例を丁寧に作った。

チューニング作業は手動で始め、将来的にテンプレ化できる部分は自動化する予定や。

マーケティングは低コストで効率を狙った。既存の技術ブログにケーススタディを載せ、ターゲットが見るSlackやFacebookグループで価値を示す投稿を続けた。

無料トライアルは設けず、代わりに初月50%オフの割引で入ってもらう方式にした。理由はトライアル運用の管理工数を抑えつつ、継続の意思を持った顧客を集めたかったからや。

ローンチ前に5名のテストユーザーを募り、毎月配るテンプレとプロンプトの有効性を確認した。

フィードバックは細かく集めて、初回配信を改善し、導入手順のドキュメントも充実させた。

初動と顧客対応

最初の週は問い合わせがポツポツ来ただけやった。

だが、テストユーザーのうち一人がSNSで具体的に「週に2時間浮いた」と書いてくれたんや。

それを引用してランディングページを直したら、コンバージョンが上がった。やっぱり数字で示すのは強い。

顧客からの要望は多岐に渡った。ある個人事業主は「特定商品に合わせた説明文を毎月更新してほしい」と言うた。

ワイはその要望に対してスタンダードプランの範囲で月1回のカスタム調整を提供し、追加で業務量が多い場合は有償でカスタムパックを売ることにした。

初期はワイ自身が対応したが、対応の型はドキュメント化して再現性を高めた。

サポートのレスポンスは重要や。契約した顧客が使い方に迷ったらすぐに離れてしまう。

ワイはテンプレ化したFAQとショート動画を用意し、簡単な問い合わせにはテンプレ返答を使うことで人的負担を下げた。

これで顧客満足度を保ちながら作業時間をコントロールできた。

副業の収益が10万円を超えた瞬間

サービス開始から約2週間、月額課金の初回請求が次々と通った夜や。

ライトプランの個人が数名、スタンダードを選ぶ小さな事業者が数件、そしてプレミアムを試す一社のトライアルが決まった。

入金通知がスマホに溜まっていき、合計でちょうど10万円を超えた瞬間、ワイは机から立ち上がって思わず声を出した。

嬉しかったのは金額だけやない。

自分が作った「毎月渡す価値」が、実際に人々の仕事を楽にして、対価を生んだことや。

顧客から届いたメッセージには「更新作業がなくなった」「投稿計画が立てやすくなった」とあり、数字以上の満足感を得た。

夜中にコーヒーを淹れて売上ダッシュボードを眺める時間は、何にも代えがたい達成感やった。

学びと次の展望

今回で得た学びは明確や。

まず、サブスクは小額でも継続が重要や。

数千円の継続が積み重なって大きな収益になる。

次に、オンボーディングとサポートの自動化が継続率を左右する。

最後に、顧客の声を即反映することで価値の実感が高まり、紹介や継続につながる。

次のステップは二つある。

短期は顧客数の拡大と有料オプションの整備や。

業種別テンプレのラインナップを増やし、月額でのアップセルを狙う。

長期は一部タスクを完全自動化して提供コストを下げ、LTV/CACを改善することや。

プレミアム顧客向けにSLA付きの監視と専用チューニングを提供すれば、より高単価のプランも現実的になる。

ワイは画面を閉じて深呼吸した。

自宅の静かな空間で始めた小さな仕組みが、月々の安定した収入を生み出す道を開いた。

10万円は通過点や。これを基点に、ワイはさらに小さな価値を見つけては定期的に届ける生活を続けていくつもりや。

この記事を書いた人(著者情報)

片山

カタチップ編集長。昭和生まれの30代でWeb業界歴は10年以上。現在はカタチップを運用しつつ事業会社でWEBメディアサイトのWebディレクター兼マークアップエンジニアを担当。最近はSNSの運用にも業務範囲を拡大中です。

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