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現役AIエンジニアがSlackボットのAI応答設定で10万円を稼いだ副業の実体験

ワイは都内在住の30代、現役のAIエンジニアや。

普段は某IT企業で自然言語処理(NLP)を中心に、チャットボットやレコメンドエンジンの開発を担当してる。

技術は好きやけど、会社の枠に収まってるだけやと物足りん。せやから、ちょこちょこ副業もやってるんや。

ある日、知り合いのエンジニアから「SlackボットのAI応答設定できる人探してるんやけど、興味ある?」ってLINEが来た。

話を聞いてみると、スタートアップの社内用Slackに導入するボットで、社員の質問に自動応答する機能をつけたいらしい。

しかも報酬は10万円。ワイ、即答した。「やるわ」

案件の概要

依頼主は、社員10人ほどのスタートアップ。

Slackを業務の中心に使ってて、社内のルールやツールの使い方、勤怠の申請方法なんかをSlackで質問することが多いらしい。

それを毎回人力で答えるのが面倒やから、AIで自動応答するボットを作りたいとのこと。

要件はこんな感じや。

社員がSlackで質問すると、AIが適切な回答を返す

回答の元になる社内ドキュメントはGoogle DocsとNotionにある

回答は自然な日本語で、できるだけ簡潔に

誤回答を防ぐため、信頼度が低い場合は「担当者に確認してください」と返す

ワイは「これはRAG(Retrieval-Augmented Generation)でいけるな」と思った。

設計と実装

まずは社内ドキュメントをクローリングして、FAQっぽい情報を抽出。

Google DocsはAPIで、Notionは公式のSDKを使ってデータを取得した。

取得したテキストはベクトル化して、OpenAIのEmbedding APIでベクトル検索できるようにした。

SlackボットはPythonで構築。SlackのEvents APIとBoltフレームワークを使って、メッセージ受信→質問解析→ベクトル検索→応答生成の流れを作った。

応答生成にはGPT-4を使って、検索結果をプロンプトに埋め込んで回答させる。

信頼度が低いと判断した場合は、回答の最後に「念のため、担当者に確認してください」と添えるようにした。

一番苦労したのは、社内用語の扱いや。

例えば「勤怠申請」は「Kintoneでやる」って書いてあるけど、Kintoneの操作方法は別のドキュメントにある。

それをうまくつなげて回答するように、プロンプト設計を工夫した。

自宅での作業

作業は全部自宅でやった。平日は仕事終わってから、夜に2〜3時間。週末は朝からコーヒー飲みながらがっつり。

Slackのテスト環境を作って、ボットの応答を何度も検証した。嫁には「またパソコンばっかりやな」って言われたけど、ワイは「これで10万やからな」とニヤけてた。

途中、依頼主から「社員が『勤怠の申請ってどこからやるんですか?』って聞いたら、ちゃんとKintoneのURL付きで返してほしい」って要望が来た。

せやから、回答にリンクを含めるようにして、SlackのBlock Kitで見やすく整えた。

納品と報酬

納期は2週間。ワイは10日目で完成させて、テスト環境でデモした。

依頼主は「めっちゃ自然やし、社員も使いやすそう!」って喜んでくれて、即日で報酬の10万円が振り込まれた。

ワイ、通帳見てまたニヤけたわ。

副業で稼いだ10万円。しかも、自分の得意分野で。これはほんまに嬉しかった。

副業のその後

この案件がきっかけで、Slackボット関連の副業が増えた。

今では月に1〜2件、社内ボットの設計や応答改善の仕事を受けてる。

RAGやLLMのプロンプト設計はニッチやけど、需要はある。

特にスタートアップや中小企業では、社内の情報整理に悩んでるところが多い。

副業を通じて、ワイは「会社の外でも通用するスキル」を実感できた。

収入も増えたし、自信もついた。何より、自分の技術が誰かの業務を楽にするって、めっちゃやりがいある。

というわけで、SlackボットのAI応答設定でワイが10万円稼いだ話や。もし同じように副業考えてるAIエンジニアがおったら、Slackボットは狙い目やで。

社内業務の自動化は、今後ますます需要が増える。ワイみたいに、自宅で稼げるチャンスはゴロゴロ転がってる。あとは、拾うかどうかや。

さて、次はどんなボットを作ることになるんやろな。楽しみや。

この記事を書いた人(著者情報)

片山

カタチップ編集長。昭和生まれの30代でWeb業界歴は10年以上。現在はカタチップを運用しつつ事業会社でWEBメディアサイトのWebディレクター兼マークアップエンジニアを担当。最近はSNSの運用にも業務範囲を拡大中です。

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