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現役AIエンジニアがDiscordコミュニティのBOT設計で10万円を稼いだ副業の実体験

ワイは都内在住の30代、現役のAIエンジニアや。

普段は某IT企業で自然言語処理(NLP)や対話システムの開発を担当してる。

仕事は好きやけど、会社の枠に収まってるだけやと物足りん。

せやから、副業で自分のスキルを試すのが趣味みたいになってる。

そんなある日、Xで「Discordコミュニティ向けのAIボット設計できる人、報酬10万円で案件あり」ってツイートを見つけた。

ワイ、思わず「これ、ワイの出番やん」と声出たわ。

Discordは趣味でも使ってるし、AIボットの設計も得意分野。これはやるしかないやろ。

案件との出会い

DMを送ったら、すぐに返信が来た。

相手はWeb3系のコミュニティを運営してる若手起業家で、Discordで数百人規模のメンバーが活動してるらしい。

課題は、質問対応と情報整理。

メンバーから「このプロジェクトって何?」「次のAMAいつ?」みたいな質問が飛び交ってて、運営が対応しきれへんらしい。

「AIで自動応答できるボットを作ってほしい。できれば、会話っぽく返してくれると嬉しいです。納期は2週間、報酬は10万円でどうですか?」

ワイは即答した。「やります」

設計の始まり

まずはヒアリング。

Zoomで運営メンバーと話して、コミュニティの目的、よくある質問、過去のログ、イベント情報なんかを共有してもらった。

ワイは「これはRAG(Retrieval-Augmented Generation)+Discord APIでいけるな」と判断。

設計方針はこんな感じや

ユーザーがDiscordで質問すると、AIが自然な日本語で応答

回答の元になる情報は、Google DocsとDiscordの過去ログ

回答の信頼度が低い場合は「運営に確認してみてください」と返す

BOTは複数チャンネルに対応、DMでも使えるようにする

ワイはまず、Google Docsの情報をクローリングして、FAQっぽいデータを抽出。

さらに、DiscordのログをJSONでもらって、そこからイベント情報やプロジェクト概要を整理した。

実装と工夫

BOTはPythonで構築。Discord.pyを使って、メッセージ受信→質問解析→ベクトル検索→応答生成の流れを作った。

検索にはOpenAIのEmbedding APIを使って、類似度の高い情報を抽出。応答生成にはGPT-4を使って、検索結果をプロンプトに埋め込んで回答させた。

一番工夫したのは、会話っぽさの演出や。例えば、ユーザーが「このプロジェクトって何?」って聞いたら、「それは〇〇っていうNFTプロジェクトで、ユニークなアートが特徴です!詳しくはこのリンクを見てみてくださいね〜」みたいに、フレンドリーな口調で返すようにプロンプトを設計した。

あと、BOTが暴走せんように、信頼度が低いときは「ちょっと情報が曖昧かも。運営に確認してみてください!」って返すようにした。

これで、誤情報の拡散を防げる。

自宅での作業

作業は全部自宅でやった。平日は仕事終わってから、夜に2〜3時間。週末は朝からコーヒー飲みながらがっつり。

Discordのテストサーバーを作って、BOTの応答を何度も検証した。

嫁には「またパソコンばっかりやな」って言われたけど、ワイは「これで10万やからな」とニヤけてた。

途中、運営から「BOTがイベント情報をカレンダー形式で返してくれると嬉しい」って要望が来た。

せやから、Google Calendar APIと連携して、次のイベントを日付付きで返す機能も追加した。

納品と報酬

納期の2日前にBOTを納品。

テストサーバーで運営メンバーに触ってもらったら、「めっちゃ自然やし、便利すぎる!」って大絶賛。

即日で報酬の10万円が振り込まれた。ワイ、通帳見てまたニヤけたわ。

副業で稼いだ10万円。しかも、自分の得意分野で。これはほんまに嬉しかった。

副業のその後

この案件がきっかけで、Discord関連の副業が増えた。

今では月に1〜2件、コミュニティBOTの設計や応答改善の仕事を受けてる。

RAGやLLMのプロンプト設計はニッチやけど、需要はある。

特にWeb3、ゲーム、教育系のコミュニティでは引っ張りだこや。

副業を通じて、ワイは「会社の外でも通用するスキル」を実感できた。

収入も増えたし、自信もついた。何より、自分の技術が誰かの活動を支えるって、めっちゃやりがいある。

というわけで、DiscordコミュニティBOT設計でワイが10万円稼いだ話や。

もし同じように副業考えてるAIエンジニアがおったら、Discordは狙い目やで。

コミュニティ運営は人手が足りへんことが多いし、BOTで自動化できる部分は山ほどある。

ワイみたいに、自宅で稼げるチャンスはゴロゴロ転がってる。あとは、拾うかどうかや。

さて、次はどんなBOTを作ることになるんやろな。楽しみや。

この記事を書いた人(著者情報)

片山

カタチップ編集長。昭和生まれの30代でWeb業界歴は10年以上。現在はカタチップを運用しつつ事業会社でWEBメディアサイトのWebディレクター兼マークアップエンジニアを担当。最近はSNSの運用にも業務範囲を拡大中です。

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