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Web制作 × AI

【メルマガ】HTMLメール案件を受注する時のポイント

現在勤務しているWEB制作会社では「メルマガ案件」をコンスタンスに受注しています。
業種にもよりますが、クライアントが大企業だとメルマガを配信している会社は多く、まだまだ需要がありそうです。
そして、ほとんどのメルマガ案件でレスポンシブHTMLでの対応を求められています。

対応範囲が重要

レスポンシブメルマガ案件でまず大事なのは受注時にデザイン・対象機種・検証範囲を明確にしておくことです。
例えば、「PCとSPで画像を切り替えたい」といった要望に応えようとしても、メディアクエリを利用したりインラインにスタイルを書いても対応できないスマートフォンがあり、その時点で全ての機種に対応させるのは不可能となります。

スマートフォンは特に大変でIOS、Androidのバージョンによるクセに加えて、ドコモ、au、ソフトバンクなどの「キャリアメール」でも崩れないようにする必要があります。
「ドコモのAndroid(4.2)のキャリアメールだけ謎の余白が発生してしまった」などニッチなバグが発生することもあり、対応にキリがない状況になってしまいます。

また、Androidではメーカー独自のメーラーがあり、「Eメール」というアプリでプリインストールされてるいケースもあります。
メールアプリもたくさん存在するので、メジャーのものに絞るのがベターでしょう。
※ちなみに、弊社では格安スマートフォンについて個別対応していません。

全てのメーラー及び、スマートフォンのキャリアメール、スマートフォン用メールアプリに対応するのは現実的ではありません(画像を一切使用せず、テキストのみのメールであれば可能かもしれませんが・・・・)
実務ではIOSのバージョンを最新版にアップデートしたところレイアウトが崩れて表示されたということもありました。なので、保証する対象となるIOS、Androidのバージョンもしっかりと明記しておく必要があります。

どこまで対応するかによって工数が大幅に変わるので、制作チームとよく相談する必要があると感じます。
クライアントへ社内で保有しているスマートフォンを一覧表にして渡すのもいいかもしれません。
案件によっては社内に無いスマートフォンを検証用にレンタルしたケースもありました。

デザイナーとの連携が重要

対象機種を明確にした後はデザイン時における制限をデザイナーと共有しておく必要があります。
基本的なところだとリッチなデザインは不可、背景色も複雑なものは危険です。

また、他社からデザインが支給される場合は特に要注意です。
レスポンシブHTMLを作成したことのあるWEBデザイナーであれば問題ないかもしれませんが、
そうでなければ実装が困難であることを知らずに複雑なデザインを作成してしまう可能性があります。
もし、実装不可であれば「このデザインだと○○の機種で崩れるからできません」などと明確な理由を説明できるようにしておく必要があります。

社内で対応しているメーラー

参考までに現在対応している、弊社の標準的な対応範囲をご紹介します。

PC受信時の標準対応範囲
  • ・Outlook 2007/2010
  • ・Thunderbird
  • ・Becky!
  • ・Gmail(webメーラー)
  • ・Yahoo! Mail(webメーラー)
スマートフォン受信時の標準対応範囲
  • ・iPhone 標準Mail(App)
  • ・Gmail App
  • ・Yahoo!Mail App
  • ・Android Eメール(App)
  • ・各キャリアメール

制作者の士気低下について

メルマガ案件を受注すると必ず制作チームの士気が下がります。理由としては昔ながらのtableコーディングを行わなければならない上に通常のコーディングと比較して検証に費やす時間がかかるという点が挙げられます。また、スタイルをインラインで記述しなければならない事も多く、ソースがごちゃごちゃして制作者自身も見づらくなってしまいます。
他にも「配信後に修正することができない」プレッシャーが士気を下げる理由となります。

もしミスがあった場合は再度配信をする必要があり、その時点で事故案件となってしまいます。
過去には「送料無料」のマークが画像の中に表示されていたのに実際のECサイトでは送料無料となっておらずクレームが発生したこともありました。
結局、弊社が送料分を負担して解決したケースもあります。
ディレクターは上手く制作担当者の気分をノセる必要もあると感じます。

この記事を書いた人(著者情報)

片山

カタチップ編集長。昭和生まれの30代でWeb業界歴は10年以上。現在はカタチップを運用しつつ事業会社でWEBメディアサイトのWebディレクター兼マークアップエンジニアを担当。最近はSNSの運用にも業務範囲を拡大中です。

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