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Web制作 × AI

【コーディング】これまでに経験した悪条件下の案件まとめ

WEB制作会社の業務には大きく分けて「新規制作」と「運用業務」の2種類があります。
簡単にまとめると
「新規制作」はサイトを1から制作していく業務で
「運用業務」は既に公開しているサイトに対する更新業務といった感じでしょうか。

案件の割合について

現在、私が勤めている制作会社での案件状況は新規制作4割、既存ページへの改修・運用が6割くらいの比率となっています。
そして、この「既存ページへの改修案件」の中には担当していた制作会社が投げたり、他の制作会社で受け入れを断られ続けてきたような「訳あり案件」も数多くやってきます。

訳あり案件を受けるメリット

このような案件は、広告代理店からの紹介であることが多く「どこの制作会社でも構わないので、なんとか公開できる状況にしてほしい」といったニュアンスで依頼されます。
会社としては下記のような意図があり案件を受け入れています。

  • ・広告代理店に恩を売ることで、今後も継続的に案件を紹介してもらえる可能性を高められる。
  • ・訳あり案件は受注単価を高く設定できるので会社にとって利益が大きい。
訳あり案件を受けるデメリット

「制作者に負荷がかかり、制作チームの士気が低下する」これが一番だと思います。

制作条件が厳しかった案件例

1. ソースを触れない

これは、とある「予約系サイト」の機能改修案件に携わった時の制約でした。
開発会社が3社ほど関わっている中で、コーディングを担当していた制作会社が謎の失踪(詳しい事情は分かりません・・・)
サイト自体は既に公開されているのですが
「修正対応はソースを触らずにCSSとJSだけでどうにかしてくれ」とのこと。

CSSのスタイルがどこのページのどこに影響を与えるか分からないので
クラス名はユニークにして!importantを多用して対応しました。。。

ディレクターが代理店の担当者とやりとりをしていたのですが、コーダーへ詳細や経緯などの説明は一切なく「とにかくこの仕様で○○日までやってくれといった」指示でした。
差込の修正指示や土日出勤も多くなり担当者達のイライラが激しくなる事態に・・・
ちなみに、この案件ではコーダーとディレクターが大喧嘩して、ある日突然コーダーが退職してしまう事件も発生しています。

2. 他社が投げたECサイトの部分的改修

これは「あるECサイトのデザイン改修を担当していた制作会社が投げてしまった」という案件です。
サイト自体は公開されており、この案件もクライアントとの間に広告代理店が入っていました。

投げた制作会社が残した作りかけのファイルは、とにかく記述が汚くてCSSはimportantだらけでした。非常に作業がしにくかったです。
コメントアウトからはこれまでに複数の制作会社がこの案件を投げたきた様子が伺えました。
加えて、広告代理店の担当者が1時間に1回のペースで進捗状況を確認するTELをかけてきて精神的に焦らされました。
ページの確認をする際には広告代理店の管理するサーバーにアップしないといけないのも難点でした。(ローカルだとページが崩れてしまう)
弊社にはFTP接続にの権限が与えられなかったので都度差分納品をする必要があり非常に手間でした。

3. 他社の尻拭いをさせられる案件

これは他社が制作したページへ一部コンテンツ追加するという非常に簡単な内容でした。
これまた、広告代理店からの案件です。
費用はコンテンツ追加分しかいただいていませんが、後になってページをAndroidや古いブラウザで見た時に崩れている箇所があることに気がつきました

発覚したのは弊社でコンテンツを追加してした後のテスト環境における確認中だったのですが、これを大至急修正するように依頼を受けました。

バックアップ用に保存しておいたコンテンツ追加前のファイルを見ると、以前からページは崩れており原因は特急で作成したことを感じさせる可変性のないページ構造にありました。
この修正対応の為にページをほぼイチから作り直しました。
この崩れた状態を見逃していた代理店側にも責任があるはずですが一方的に叱責を受け、制作チームの士気は大幅に低下しました。もちろん、再作成の費用は請求していません。
他社が制作したページに対する改修案件は受注時に徹底した端末検証が必要だと痛感しました。

4. 海外ブランドのサイトを完全移殖してほしい、ファイルは支給できないけれど

これはグローバル展開している企業の日本支社を担当しているクライントからの依頼でした。
本社は外国にあり、「日本のページを本家サイトに合わせてデザインでリニューアルしてほしい」とのことでした。
問題だったのは「動きを本家と同じようにしてほしいと」ということと「本家サイトのファイルは一切入手できない」という点でした。
ページ内はアニメーションなどがリッチに動くサイトだったのですが、スクリプトはスクラッチでゴリゴリ書かれている上に圧縮化されており可読性が最悪な状況でした。
なんとか似たような動きにはできましたが、非常に疲れる作業となりました。
クライアントもディレクターも「コピペするだけなのですぐにできるでしょ?」といった感じだったので作業難度に対する温度差も大きかったです。

まとめ

上記のような案件を受注した時は制作チームとディレクター間で書衝突が起きやすくなるので
ディレクターは制作陣をいたわる必要があると感じました。

この記事を書いた人(著者情報)

片山

カタチップ編集長。昭和生まれの30代でWeb業界歴は10年以上。現在はカタチップを運用しつつ事業会社でWEBメディアサイトのWebディレクター兼マークアップエンジニアを担当。最近はSNSの運用にも業務範囲を拡大中です。

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