最近、WEB業界では「HTML5プロフェッショナル認定試験」が注目を浴びています。
「Web Designing」などを購読していると分かるのですが、表紙の裏など目立つ箇所に広告が掲載されています。
試験はLPICで有名な「LPI-Japan」が主催しており、本試験は「技術力を担保する客観的基準」として活用できるそうです。
現在、勤務している制作会社でも注目しており、受験料を補助も受けられるので受験をしてみることにしました。
参考書を2冊ほど購入して勉強したのですが。「かなり難しい」と感じました。
3ヶ月ほど学習して、なんとか一発で「HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1」に合格することができましたが、まったく余裕はありませんでした。
学習内容について
試験問題は毎回変動し、コンピュータベーストテスト(CBT)なので持ち帰ることができません。
ただ、参考書の模擬試験や出題範囲から出題の傾向を探ることは可能です。
そして合格者として、私なりに学習ポイントをまとめました。何かのお役に立てれば幸いです。
Webの基礎知識
- ステータスコード
- 特に400番台、500番台の意味をしっかり理解する。
- リクエストメソッド
- GET,POST,HEAD,PUT,DELETE
それぞれの役割を正しく認識できるようにする。
- DOM、Ajax、CMS、Base64の特徴を覚える。
- URLの記述において有効・無効な書き方を見分けられるようにする。
- RDF,RDFaを正しく理解する。
CSS3
- カスケード(優先順位)の優先関係を判別できるようにしておく。
- 例えば、並べられたセレクタを優先度順に選択できる感じで。
- canvas、transition、animationを正しく理解する。
- rgba()による色の透過を正しく理解する。
- 疑似クラスを正しく理解する。
- 存在するorしないCSS3のプロパティを把握しておく。
- ボックスにwidth、padding、margin、borderをあてた時の最終的な横幅を計算できるように。
- font-sizeについて単位を理解する(pt、%、em、remなど)
要素
- meta系の知識はしっかり理解しておく(lang属性など)
- セクショニング・コンテンツを正しく理解する。
- HTML5で廃止されたタグおよび属性を認識しておく。→frameset、appletなど。
- HTML5で新しく加わった要素および属性を把握する。→figureなど。
- HTML5で意味の変わった要素を把握する。→strong、smallなど。
- 存在しないtype属性を把握する。
- fieldset要素、label要素、details要素、placeholder属性、required属性を正しく理解しておく。
レスポンシブWebデザイン
- フルードグリッド、フルードイメージの特徴を説明できるようにしておく。
- 電話番号の自動リンク機能を制御する記述を理解する。
- dpiについて説明できるようにしておく。
- デバイスによる解像度の違いによる画像のボヤけを解決する方法を知っておく。
- user-scalableを正しく理解する。
- メディアクエリを正しく理解する。→orientation=portraitとorientation=landscapeなど
オフラインWebアプリケーション(概要とマニフェスト)
- マニフェストファイル3セクション
- CACHE、FALLBACK、NETWORKをそれぞれ解説できるぐらいに理解しておく
スポンサーリンク